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真面目な地震対策本として読んでも良し、話のネタとして冗談で読んでも良し。
2005-09-15
週刊現代にときどき掲載される地震特集記事の総集編である。地震雲に興味があって、記事をずっとスクラップしていたから、すぐに買った。
地震雲の形、見分け方、震源地の予測の仕方など、かなり詳しく解説してあって、好奇心をひととおり満足させるには十分な内容だ。ただし、ちゃんと雲を読み取るには相当の修行がいるそうで、本書を読んだからといって、すぐ地震が予知できるようになるわけでは、まったくない。
地震予知については、他に宏観異常(=小動物の異常行動)や電磁波などの研究も紹介している。これらの研究は、科学的な「予報」の手段として学会や気象庁がまともに取り上げないうえに、ある種の「予言」めいた神秘さと胡散臭さがあって、そのオカルトチックな匂いにまたそそられるのであるが、それはともかくとして。
予知できようができまいが、地震は来る。
だから来たときの備えだけは万全にしておきたい。
と、これが本書の収穫であった。
もちろん、空を眺めて「あ、あれは地震雲!」と話のネタをひとつ提供するのにも十分役立つ。記事そのものは大変まじめにまとめつつも、週刊誌的興味本位、好奇心本位を失っていないところは、さすが、である。どんな読み方をしてもそれなりに面白いことだけは保証します。